壱成とは幼少期に漫画家の夢を約束した相手で、
今でもその夢と気持ちを胸に頑張り続け、気がついたらエロ漫画家に。
それでも漫画を描き続けていれば、いつかまた壱成と会えると信じて、
エロでもひたすら漫画家として活動中。

ひとりで仕事をしてると頻繁にパンツを変えないといけないのが悩み。

「私はずっと変わってないよ。あの時の夢も、この気持ちも」

壱成とは高校時代にふたりきりだった漫研の後輩。
思いを伝えられないまま壱成は卒業してしまったけども、漫画を描き続けていれば壱成とまた会えると思い、
当時はモサかった和花はコスプレ趣味も相まって女子力を磨いて今に至った。

目覚めは魔法少女アニメでヒロインが敵に嬲られているシーンで、ゆるふわな見た目に反して色々とこじらせている。

「次に会えた時は絶対にヘタれないって誓って、頑張りました」

柔道一直線で育ったので、いつも全力ド真ん中ストレートな性格。
初めての担当で、壱成に入れ込んでるうちに好きになってしまい、
お姉ちゃんとして、時に厳しくもデレデレに甘やかすようになってしまった。

会社では領収書を切っても経費にしてもらえず、いつもブラック＆薄給で泣いている。

「もう大丈夫だよ？お姉ちゃんがいれば何も怖くないんだからね？」

昔からやっていただけに実力はそれなりにあるけども、うだつが上がらない。
築60年のボロアパート住まいで、最近はティッシュが食べ物に見える生活。

20歳を超えて漫画家への夢に心が折れかけている。

「俺の人生、どうしてこんな急勾配なんだよ…！ ハーレムってリアルになるとシャレにならないぞ…！？」